2016年11月24日

『この世界の片隅に』

片渕須直監督の『この世界の片隅に』を観た。 養殖海苔の家に産まれた 少女すず は絵を描く事が好きな少しぼんやりした性格。18歳の時軍港のある呉の北条家へ嫁いで行く。すずは新しい環境に戸惑いなら、色々な経験をする。 戦争が激化し物資が不足、貧しいながらも工夫して毎日を生きていきます。

戦時中が舞台なので、危うい感じが常にあるけど、すず や周囲の人の生活が不安を感じながらも、毎日を懸命にやって行こうとする様子に心惹かれます。 また深刻になりそうだとハラハラしたら、ふわりと笑いにもっていくバランス感覚が上手いと感じました。
未来が見えなくても、しぶとくじわじわと生きていく様子が描かれ、じわっと胸が暖かくなる作品でした。

制作には6年の取材をかけているそうなので、背景作画や時代考証はかなり緻密な感じがしました。ある人から聞くと、写真資料中の人の特徴をとらえているのもあるらしく、知り合いが観たら分かるレベルだとか。 また空襲シーンでの高角砲の爆発煙には色がついていたり、ミリタリーに詳しい片淵監督の手腕が観られます。


北条すず完成.jpg


posted by 菅野タカシ(旧 くもいたかし) at 12:55| Comment(0) | 日記